特定健診(特定健康診査)及び奈良市介護予防教室意見書の作成について
田中整形外科では各種健診に対応しております。後述する特定健診(特定健康診査)や奈良市介護予防教室意見書の作成、大腸癌検診などを行なっています。
特定健診(特定健康診査)
特定健診は公的医療保険加入者で40歳以上の人全員が対象です。国保や社保から葉書若しくは書類が来ます。特定健診を受けられる期間は、毎年7月1日から翌年1月31日までとなります。一般には「メタボ検診」とも呼ばれており、診察・血液検査・心電図・検尿の検査が行われます。眼底検査の必要な方には検査センターを紹介しています。
奈良市介護予防教室意見書の作成
65歳以上の人で、市役所のアンケートに答えられ、介護保険の認定を受けていない方、介護予防の必要な人には市役所から書類が来ます。田中整形外科では、奈良市介護予防教室意見書の作成を行っており、作成にあたって診察・血液検査・心電図・検尿の検査が行われます。介護予防教室に参加するためには必要な検診です。
介護予防教室とは
基本チェックリストの結果、生活機能低下があり介護予防教室への参加を希望し、且つ介護予防教室参加チェックシートにより介護予防教室参加可能となった者、若しくは医師により参加可能と認められた者が対象となっています。公民館、介護サービス事業所、スポーツ施設等で行われます。
介護予防教室は市が行っている介護予防の運動で、具体的には体力測定・筋力強化運動・ストレッチ運動・口腔体操が有ります。詳しくは奈良市長寿福祉課予防係にお問い合わせください。(Tel:0742-34-5439)
ロコモティブシンドロームとロコモ体操
介護予防教室以外にも、日本整形外科学会と日本臨床整形外科学会が中心となって推し進めている介護予防運動が有ります。その一つがストップザロコモで、これはロコモティブシンドローム(ロコモ)を予防する運動です。ロコモとは、骨、関節、筋肉、神経と言った運動器官のいずれか、あるいは複数に障害を起こし、日常生活に支障をきたしている状態を言います。特に、筋力低下、バランス能力の低下による歩行障害を言います。
ロコチェックによって、自分の状態を把握し、積極的に予防する事も重要です。ロコチェックとは以下のようなチェック項目で、一つでも思いあたれば、ロコモティブシンドロームです。
- 家のなかでつまずいたり、滑ったりする。
- 15分くらい続けて歩けない。
- 横断歩道を青信号で渡りきれない。
- 階段を上るのに手すりが必要である。
- 片脚立ちで靴下がはけない。
- 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である。
- 家のやや重い仕事が困難である。
また、以下のような簡単な体操(ロコモ体操)によって、ロコモティブシンドロームを予防し、健康寿命を延ばしましょう。
当院でも簡単な体操の指導をしています。ご相談下さい。
詳しい情報は「ロコモチャレンジ!」公式サイトへ
公開日:
最終更新日:2015/03/03